本文へ移動

だーうぃんの種

体験報告

障害福祉サービス施設・事業所職員のための感染症対策オンライン研修
障害福祉サービス施設・事業所職員のための感染症対策オンライン研修
 当園では、厚生労働省が主催する「障害福祉サービス施設・事業所職員のための感染症対策オンライン研修」の受講を昨年末に実施しました。この研修は基礎編2コマ、応用編7コマで、基礎編では新型コロナウイルスについての基礎知識や感染が発生してしまった場合の対応策などについて、応用編では各事例や場面別での対応や対策などについてで、基礎編は全職員受講し、各職種で応用編の受講を実施しました。
 今回(4月に)は、再確認のため基礎編の受講と全職員を対象として応用編の受講を行い、新型コロナウイルス感染対策について新たに学ぶことができました。
 我々は施設運営、施設で働く上で、正しい知識、正しい対応で職員、利用者、ご家族、地域の方々が安全に生活できるよう、今回の研修で得た知識を活かし取組みます。
 
<職員の声>
・コロナウィルスが蔓延してしまったら大変な事だと思う。まずは、自分がかからない、職員が感染を持ち込まないことが一番だと思う。消毒の徹底、ワクチン接種、健康管理、情報共有し連携しながら今後も感染症の発生予防に努めたい。コロナ発生から1年以上経過し、帰省できないことへのストレスを抱える利用者も出てきている。ストレスケアとはとても難しい。問題解決を直接解決(コロナ収束)はできなくとも利用者との信頼関係を築き、ストレス緩和に努めたい。
(勤続11年:介護福祉士)
 
・まずは感染させない、感染しない予防が大切だと思いました。本園では入所と通所も併せての施設であるため、もしも感染した場合の想定があれば良いと思いました。
(勤続1年:介護福祉士)
 
・自己の健康管理(家族を含む)の大切さ、基本の徹底として再度うがい、手洗い、消毒の必要性を学ぶことができた。また、気温の上昇に伴い窓を開けての換気の大切さも学ぶことができた。「良い組織が無ければ、良いサービス(支援)ができない」とあったが、職員間の情報交換・共有、協力によって健康状態が悪い時は休める職場環境づくりも大切な事であるとわかった。また、コロナに関わらず、感染症を広げないためのゾーニングについて初動でスムーズに動けるように事前にシミュレーション又は研修が必要なのではないかと思いました。
(勤続1年:介護福祉士)
 
・これまではコロナ対策について「予防」の観点からの対応に重点を置いていましたが、実際当園での発生を想定し、より具体的な対応策が必要であることに改めて気づき、一抹の不安を覚えました。実際、県内でも施設クラスターが発生している現状を踏まえて、早急に対応しなければ、と感じています。また、利用者自身も自ら何か出来ること、しなければならないことの「自発性」を促す工夫や自覚を持っていただくことも必要だと思います。
(勤続22年:事務員)
 

・新型コロナウィルスの感染経路として、飛沫と接触感染が挙げられている。対人援助サービスの特性上、利用者との接触は避けられないため、職員一人ひとりの感染予防対策の必要性を再認識することができました。

(勤続6年:介護福祉士)

 

・感染予防における「予防」の意味合いが変わってきている。以前は、情報が少ないなかでの不安と向き合い、感染しない・させない、との個人または家族という小さな単位での直接的な予防策重視であった。最近では、県内における感染確認はクラスターであり、また広域的な感染経路となっている。もし明日、自施設から感染者が発生するかもしれない、との強い危機感と緊張感、また覚悟を持って感染防止対策を講じたい。現段階での課題としては、PCR検査の受検体制確保、代替職員の確保、職員の宿泊先確保、メンタルヘルスケア、通所利用者の代替サービスの確保、ゾーニングの訓練、防護服やガウンの着脱訓練、関係機関との連携、情報提供のあり方、誹謗中傷対策等への「備え」と思われる。ご利用者の健康と生活を維持することは勿論であるが、職員を含めて感染者確認によるダメージを最小限に食い止める組織力が求められている。現段階でのBCP(感染症対応版)を全職員が確認しイメージすることで他人事としない、自分事とする現実味のある予防策を見える形で示し、ご利用者またご利用者家族を含め関係者全員の理解のもと予防策の徹底と発生時における行動の確認を今しなければならないと強く感じました。

(園長)

TOPへ戻る